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いけのさい~子育てと教育の一隅を照らす


「ありがとう!」で終わる人生を目指して、日々のことを振り返り、そして、これからのことを考える。
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カルピスのような日

 正月、2日のことでした。

朝から妻の実家に車に乗って向かっていて、午後からは高校サッカーの応援に行く予定でした。

西荻窪の妻の実家に車を置いて、私は義理の父と一緒に駒沢競技場に行く予定でした。

正月ということもあってか、道がすいていて、五日市街道をスイスイと走っていました。

小金井公園を過ぎたあたりで後ろを走る軽自動車に着物を来た若い女の子がピッタリとついてきているのが気になっていました。

片手にはたばこの気配、ボンネットには若葉マークがありました。

前を走る車は路線バスで、乗り降りの客がいたので停車しました。

私は追い越そうとしましたが、対向車が来たので追い越すのをやめて、車を止めました。

途端に、後ろからガッシャーンという衝撃がおそい、その勢いで前のバスにぶつかって車が止まりました。

固まっているのか、後ろの車の反応がありません。

よく見ると、吸いかけのたばこを灰皿に入れている様子がありました。

その後も反応がないので、妻が車を降りて、着物の運転手に事故処理を促しました。

降りて、意識を取り戻し我に返ったのか、警察に電話をし、謝りに来ました。

バスの運転手も冷静で、紳士的な対応をし、すぐにバス会社の事故対応係が来たり、警察が来たりして、30分ほどで事故の処理が終わって解散となりました。

車の後ろはへこみ、バンパーは壊れ、マフラーまでも曲がってしまっていて、ブレーキランプが点かなくなっていました。

幸いにも、怪我人がなく、無事だったのが何よりでした。

そんなこんなで西荻窪に着き、再度、車の破損の確認をしました。

義理の母が用意してくださった食事を軽くいただき、高校サッカーの応援の準備の手伝いがあるからと、義理の父にはあとからきてもらうことにして、ひとりで吉祥寺まで歩いて向かいました。

井の頭線のホームに行くと、ちょうど急行が出発する時間で、タイミング良く電車に乗って、渋谷に行きました。

渋谷駅の連絡通路で、心待ちにしていた岡本太郎氏の絵が見られることを思い出しました。

待ちわびていた絵でした。

なかなか渋谷へは来ることがなくて、いつ来られるかと思っていましたが、高校の後輩たちがこうして全国大会に来てくれて、きっかけをつくってくれたのです。

岡本太郎氏の絵は、「明日の神話」というタイトルの巨大壁画(縦5.5メートル、横30メートル)で、この絵には伴侶である岡本敏子さんの太郎氏への思いがこめられた最後の絵でもありました。

この絵は、メキシコ五輪のとき、依頼されていた絵が頓挫してしまい、メキシコで創作後、行方不明になっていた絵でした。

この絵の捜索・補修に尽力したのが伴侶である敏子さんでした。

晩年の敏子さんは、この絵を最後の仕事として、残りの人生を捧げたそうです。

絵の全ての破片が見つかり、修復の見込みがたって、日本に運ばれる手続きが完了したことを確認した彼女は、静かに息を引き取ったそうです。

太郎氏をここまで偉大な芸術家に育て上げたのは、まぎれもなく、敏子さんの太郎氏への情熱だったと思います。

そんな、ふたりの集大成のような絵が、ハチ公やモアイ像のように渋谷駅で見られるのです。

あまりにも大きな絵に感激し、その余韻も冷めぬ間に電車を乗り継ぎ、駒沢競技場に向かいました。

応援の準備がまだ残っていたので、のぼり旗を何本も何本も手すりにくくりつけました。

遅れて、義理の父も応援に駆けつけ、一緒に応援することができました。

メジャーリーガーであるヤンキースの松井選手のいた星陵高校に競り勝ち、次へ駒を進めることができました。

次は、広島皆実、昨年のPK戦敗退に続く因縁の対決です。

ふたたび西荻窪に電車で戻って、事故でへこんでいる車を運転して帰りました。

マフラーも変形していて、時々、変な音もするので、不安を抱えながら家まで帰ってきました。

凝縮した濃厚な一日に、私はカルピスのことを思い出していました。

子どものころ飲んでいたカルピスは、原液に水をまぜてつくっていたので、いい加減につくると、薄かったり、濃かったりしてピッタリの味がなかなかつくれなかったのです。

氷を入れる場合は、濃いめにしたり、夏はかき氷にかけたりしました。

カルピスの創業者は、馬乳酒や乳酸菌の入った飲み物を飲むことで健康を保っているモンゴルの人々からヒントを得て考案したそうです。

カルピスという名前の由来は、醍醐(牛乳を煮詰めてつくったもの)をサンスクリット語でサルピスといい、それとカルシウムをかけて、カルピスと命名したそうです。

醍醐味なんて言葉があるくらいですから、きっと時間も手間もかかるのでしょう。

そんなことを思い出した年明け2日目のできごとでした。

これで、厄払いは終わったと気持ちを新たにし、濃厚な、カルピスのような1日は過ぎていきました。






by ikenosai | 2009-01-15 06:06 | 私的視点 | Comments(0)
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