都立高校入試が終わった夜のこと。
インターネットを開くと変なサイトにむしばまれ、画面にいろんなものが出ては、次の画面にジャンプする。
明らかにおかしい。
そのうちイライラして、怒りの矛先は娘に。
なぜなのかが分かったのは、翌朝になってからだった。
それは、娘が勉強もせず、パソコンに向かい、音楽を聴いたり、ピグで遊んでいたからだと気がついた。
その後は、どうでもいいと思えることなのに、ひずみだけが残った。
このツケはしばらく続くだろう。
今ひとつしっくりこないままである。
パソコンについて、ケータイもそうであるが、インターネットの動画について、どうかと思うことがある。
人が殺害される動画があまりにも簡単に見られる時代。
特に人格形成の途中、発達段階にある子どもたちにとってはかなりマイナス面の影響は強いと思う。
川崎で殺害された少年も、その影響がないわけがないと私は思う。
環境設定で、エスカレートする情緒や衝動について、もっと、もっと配慮が必要だと思う。
大学で刑事学を学んだとき、フランスの公開死刑廃止についての経緯を聞いた。
臆病だった幼児が、後ろの方で公開死刑を眺めていたはずだったのに、気がつけば一番前にきて見るようになり、家に帰り、猫の首にナイフを刺して、ギロチンごっこと言って遊んでいたとのこと。
環境によって、もともと持っていた因子に火がつくことも、おおかたの人なら予測はつく。
高校に受かったら・・・と言う娘の最大の要望は、スマートフォンを買って欲しいとのこと。
私たち夫婦はどうしようかと話し合っている段階である。
夫婦合わせて3千円くらいのケータイ利用料。
その価値観と娘世代の価値観はすでに大きく違っている。
誰にも邪魔されず見られるインターネットやその他のもの。
今から考えてもマイナスの面は多いと思う。
試験が終わった夜は、ご馳走を作った。
ワンプレートに肉と魚とサラダをのせて・・・!
週が明け、昨日は、合格発表。
念願の高校にさくらが舞った。(もちろん私の心の中で)
何より、娘が本当に行きたいと思っていた高校に行くことができて何よりだった。
私の好きな写真。
ベランダでバーベキュー(6年前の子どもたち)
私の大切な大切な宝物、ときどきリセットできる写真の中の1枚