娘が合宿に出て2週間が経つ。
息子が何度も、「僕もねーねみたいにキャンプに行きたい。」と言うもんで、奥多摩にある川井キャンプ場を当日の朝予約した。
残念ながら、曇。
我が家には大きなテントがあるが、まだ1度も使ったことがない。
今回は使おうと思ったが、曇っていたので止めて、バンガローにした。
わずか4畳ほどの掘っ立て小屋のようなバンガローに寝袋を持ち込んで泊まった。
調理は一切せず、近所のコンビニまで買い出しに出かけて済ませた。
それでも、冷たい川で泳ぎ、夜はハックルベリーの家のようなバンガローで過ごし、息子は大喜びだった。
ことあるごとに「楽しい、楽しい。」と言葉にしていた。
夕方は、近所の旅館の温泉に入り、少し散歩をした。
テレビも何もない部屋だったので、9時前には消灯にして、3人とも寝てしまった。
夜中はずっと雨が降っていた。
朝も少し降っていたが、止んだので、息子と川井駅まで散歩した。
無人駅のホームに入ってくる電車を見て大喜びだった。
何もかも楽しかったと、何度も何度も言っていた息子だった。
家に帰ってから、すぐに画用紙に絵を描き始めた。
キャンプ場の絵だった。
詳しく丁寧に描いていた。
こんな記憶の積み重ねがこの子の心の成長を支えていくのだと思うと、もっともっと楽しいことを経験させてあげたいと思った。
今日から津山に帰省する。
青春18切符で息子と2人で帰る。
もうすぐ出発。
着くのは夜9時過ぎ。
長い長い道のり。
楽しい1日になりますようにと願っている。