いけのさい~子育てと教育の一隅を照らす


「ありがとう!」で終わる人生を目指して、日々のことを振り返り、そして、これからのことを考える。
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さくらが咲いた日・・・

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 4月4日水曜日
 真夜中に義理の母が危篤となり、急いで西荻窪までタクシーに乗って行った。
もうすでに呼吸は荒く、酸素マスクがかけられていた。
「お母さん、来ましたよ」と声をかけると、うなずいてくれた。
夜が明けて、私は一旦職場に向かった。
そして、ひたすらパンを焼いていた。
午前10時過ぎ、連絡があった。
いよいよとのことだった。
フランスパンにクープを入れているときだった。
服を着替え、バスに乗り、電車に乗って急いで病院に向かったが息を引き取ったあとだった。
誰も臨終には立ち会えなかった。
慈悲に満ちたやさしい母は静かにひとり旅立っていった。
私を丸ごとやさしい愛で新たな義理の息子として受け入れてくださった母との15年間が少しずつ思いおこされては涙が溢れてきた。
お母さんありがとう。
いくつもの素敵な思い出を、そして感謝が込み上げ、ただただ手をあわせていた。
 お母さんに観ていただきたかった桜はとうとう間に合わなかった。
その日の帰り道、立川の桜並木には少しずつ桜の蕾が開いていた。
青くきれいな空に白い雲がはえて、目がくらむような明るさで私を包んでいた。
眠気とともにくらくらとしながら私は空を見上げていた。

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 翌日
 納棺のあと、実母と姉を連れて井の頭公園にいった。
たくさんの人が咲き始めた桜を観ていた。
棺の中で静かに眠るもうひとりのお母さんにこの桜が届きますように・・・。

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by ikenosai | 2012-04-05 22:52 | 照于一隅 | Comments(0)