いけのさい~子育てと教育の一隅を照らす


「ありがとう!」で終わる人生を目指して、日々のことを振り返り、そして、これからのことを考える。
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お薦めの1冊

『抱きしめよう、わが子のぜんぶ』 
       思春期に向けて、いちばん大切なこと

価 格:¥ 1,365 (税込)

著 : 佐々木 正美
 『子どもへのまなざし』もお薦めです

出版社: 大和出版


 以前、「育て直し」を特集しましたが、子どもが育つ環境の中で、親の存在はとて大きな影響を与えます。

その中で、1つ、自立について書かれていたところがとても印象的でした。

ほとんどの方が自立について聞かれると、自分で稼いで、自分で食べていくといった答え方をされるのではないでしょうか。

しかし、自立とは、相互依存ができるようになることだと著者は書かれています。

確かにそうです。

人間の住む社会でお互いがコミュニケーションをとり、互いに上手く依存し合える環境にこそそれぞれの自立があり、高学歴や高収入であっても、この相互依存ができていなければ、自立とは言えないのだと思います。

アダルトチルドレンという言葉はそういう意味での自立ができていない大人も指しているのだと思います。

子どもが育っていく環境で、その子どもを育てている親が相互依存できている姿を見て、子どもは安心し、模倣し、やがて健全に自立していくのだということのようです。

お母さんにせよ、お父さんにせよコミュニケーションをとることもなく、あきらめてはいませんか?

家族で、しっかり話し合うこと、この時期最も大切な親の役割だということです。

 今まで関わる時間がなく、意識するきっかけにも恵まれなかった親御さんにぜひ、お読みいただきたい1冊です。

今からでも、意識を持てば必ず子どもに伝わるはずです。
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by ikenosai | 2009-04-30 14:13 | 私の本だな | Comments(0)

生活習慣病と慢性疾患

 2000年の歴史に基づく遺伝子がデータにないものを習慣的に摂るようになったら、体は怒り始めます。

それが許容量を過ぎれば、疾患として現れてくるのです。

アレルギーもその症状です。

基本は食生活と生活空間が影響しています。

予防学に基づいた医者ならその原因を詳しく探って対策を考えてくれるはずです。

しかし、医者も商売、すでに意識がない医者もいますが、即効性のある薬を処方して終わりです。

また、悪くなったり、症状が出れば、来て下さいというくらいでしょう。

実は私たち自身が学ばなければならないことがたくさんあるのです。

人間はひとりひとり違います。

それを同じだと思うところにすでに問題が生じているのです。

ひとりひとり身長も違うし、体重も違う、寝る時間も違えば、体温も違う。

嗜好も違うし、毎日の食事の量も違う。

食べるものだって違うし、住んでいる部屋の間取りや、室温も違うのに症状別にわけて同じ診断をし、同じ処方をして同じように治りますか?

必ず個人差があるはずです。

まして、遺伝子はもっと複雑なはずです。

北欧に住み続けた人の遺伝子と赤道直下の熱帯に住み続けた人の遺伝子とでは全然違うデータが入っているはずです。

寒さをしのぐ遺伝子と暑さをしのぐ遺伝子では食べ物からして違うはずなのです。

しかも、おやつを主食にして、ご飯は食べなでいて、カロリーだけの計算で健康にいられるはずはありません。

砂糖にしても、本来はなくても困らない食べ物です。

つまり嗜好品なのです。

嗜好品は摂りすぎると何だかの問題が出てきます。

タバコにしても、酒にしても、コーヒー、紅茶にしてもです。

砂糖を摂りすぎると血液は不健康になります。

免疫力も低下します。

ではなぜ嗜好品が必要なのかと考えますと、精神を安定させる、リフレッシュさせるためのいわば心の栄養素のようなものなのです。

そういったものをついつい摂りすぎてしまう背景には、ストレス社会があるわけです。

ストレスの解消、精神の安定のために必要以上の摂取を余儀なくしているのです。

食事にしてもストレス社会で精神安定をはかろうとすると副交感神経優位型になるのです。

副交感神経優位型には食事ぐらいしか方法はなく、食べ過ぎて肉体的に負担がかかっていくのです。

これをストレス太りとでもいいましょう。

食べ過ぎによって、臓器へも大きな負担をかけるのです。
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by ikenosai | 2009-04-23 13:22 | 食養生 | Comments(0)

かわいそうな親との縁

 修学旅行が近づき、パスポートの申請が終わり、みんなで計画をたてているさなか、旅行がキャンセルになった生徒がいました。

それがひとりではなかったのです。

楽しみにしていた修学旅行に急に行かれなくなった生徒はがっかりしていました。

あてにしていたお金を他のことに使ってしまったという理由でした。

私の働いていた学校には無責任な親に育てられてしまった生徒が何人か通ってきていました。

最初は父親と一緒に住んでいて、父親が面倒みきれなくなって、今度は母親の家に潜り込んだという生徒がいました。

母親は、スナックかパブのような飲み屋で働いていて、明け方帰ってくるそうです。

生活がだらしなく、無責任なようで、必要なものを買ってもらうにも「すいませんお願いします」と言わなければ買ってもらえないそうです。

以前はアルバイトを頑張っていた生徒でしたが、そんな離婚してしまった両親の家を転々としているようでは根っこなんて育ちません。

どちらの親も親としての責任が果たせてないのです。

母親に関しては、その生徒の姉妹が警察に補導されたとき、迎えに来て欲しいと連絡があったそうですが、自己責任ということで母親は迎えに行かなかったそうです。

その後、その生徒の姉妹は少年院に入ったそうです。

誰がその姉妹をそこまで追い込んでしまったのか。

私は憤りを感じました。

それでも通っている生徒は素直でいい子でした。

しかし、大人を信じられないという感じでした。

心のすき間に入り込もうとしている異性にはホロッといってしまうようで心配になりました。

父親は、子どもたちが去ったあと、日に日に寂しくなっていったのでしょう。

お金をあげるからとか、何か買ってあげるからと子どもたちに会える機会を必死でつくっていました。

でも、子どもたちはもう父親を信頼していません。

お金をもらったらすぐ帰ると言っていました。

幼少の時期から積もりに積もったものがあまりにも多すぎて、もう取り返しがつかないのでしょう。

お父さんは大嫌い、あんなの親だと思っていないと話しています。

それでも、あのダメな母親に面倒をみてもらうしかないのでしょうか。

卒業したらひとりで暮らしたい。

あんな親とは暮らしたくないと悲しそうに生徒は話していました。

大学受験で一生懸命に手続きをしていたのに、修学旅行に行けないことと、お金がなくて大学にも行けないことが重なり失望してしまったのです。

どうしても勉強したいのにお金がなくて大学へ行けないなら行く方法があることを話そうとしましたが、自力で行くほどの力はすでになさそうでした。

親自信も、その親から育むべき力を授けてもらっていないのです。

しかし、その生徒は力もなく社会に出て行かなければなりません。

いつか学んで、立派な親になれるよう私はひたすら祈っています。

私にできることは、その生徒の話をしっかり聴いてあげること、そして、せめて学校ぐらいは楽しいところになるようにやさしく見守ってあげることぐらいでした。
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by ikenosai | 2009-04-17 14:02 | 親の通信簿 | Comments(0)

飽食がもたらす諸問題


 飽食になる最大の原因は、大量生産なうえ薄利多売方式という経済のしくみがあるからです。

貨幣経済はそれに拍車をかけています。

物々交換であればこんな現象は起こらないでしょう。

たくさん作って、たくさん保存して、少しでも楽に安定した利益を得るのが企業の考えなのでしょう。

日持ちさせるために添加物も混ぜます。

そして、あまりにも作りすぎてしまうと、需給バランスが崩れてしまい、商品価値が下がっていくのです。

そうなれば、スーパーのセールや百均などで店頭に並ぶのです。

買い物に行く人も、一品だけ買って帰ることはまずいないでしょう。

ああいう店のねらいは、一人単価が5百円とか千円くらいは考えています。

その中に、精製穀物と白砂糖と添加物で作ったジャンクフードが入っているのは、すでに常識かもしれません。

大量生産の落とし穴に、みんなはまっていて、ついつい、食べ過ぎているのです。

そして、メディアの影響で誰もが知っている商品となり、販売促進につながっているのです。

今の国内では、有名というだけで信用・信頼につながってしまう傾向がまだまだ色濃く残っているのです。

だから、学んで、何が正しいのか選択する力を養わなければならないのです。
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by ikenosai | 2009-04-11 06:53 | 食養生 | Comments(0)

おのずから動けぬ子どもの心の内 ~ボタンのかけ違えは気づくのが遅いと大変~

 不登校やひきこもりの子どもを学校に行かせるのにヤキモキしているお母さんがいました。

私は決心し、家庭訪問を始めたのです。

これまでも、子どもの不登校で悩む母親をたくさん見てきました。

子どもが外に出て行けなくなったきっかけは、大した問題ではなかったことの方が多いようです。

日々の忙しさや仕事にかまけて、あるいは自分の都合を優先し、なおざりにしてきたことの影響の方が強いのではないでしょうか。

しかも、そういった場合でよくあるパターンが父親の協力がないことにより、母親だけがさらに悩んでいくことです。

相談できなかった時間が長ければ長いだけ、子どもは外に出て行けなくなってしまっているのです。

こうしていくうちに、子どもの不登校は、段々と習慣化され、しだいにそれが当たり前のようになっていくのです。

そのときお父さんが本気で腰を上げなければそのままなのです。

誰かに頼って、どうにかしてくれるだろうと安易な気持ちでいるとだめなのです。

意味もなく子どもに理解あるふりをしたって、子どもはよく親の行動を観察しています。

見せかけだけの行為は無関心と同じなのです。

父親自身がもし会社に行けなくなったら大変なことです。

子どものレベルをそこまでの目線で見ることができないと、次は見えてきません。

母親は、苛立ったり、子どもを外に出そうと必死です。

色々なことを言ったり、条件付けをしてでも動かそうとします。

それでも父親は俺が養っているからと自分を正当化できる理由を自分の中で反復し、納得しようとするのです。

実際には、母親だけが子育てをして、母親だけが無理をさせられて悩んでいるのです。

なので母親が鬱傾向になるなんてことはよくあることです。

実際に、その家庭では、母親が鬱病になり、数年間も入院していたのです。

犬を数匹飼っているにもかかわらず、鎖につないだまま散歩にも連れ出せない。

母子ともにひきこもり状態になり、さらに母親が社会性に乏しくなってしまい、子どもは模倣できない母親を疑問視しながらも受けいれざるを得ないのです。

ますます、不安定な育ち方をして外には出て行けません。

彼にとって、ひきこもりの最初の一歩は、父親や姑に大切にされていない母親の心の問題でもあったのです。

大切にされていない母親の横にいると子どもに影響を与えてしまうのです。

関わっている私がそんな心配をしても父親には面と向かっては話せないものです。

所詮私は赤の他人でした。

それが関わっている私の最大の悩みでした。

母親を励まし、子どもを元気づけても父親の愛情や行為、姑の改心なくしては一向に良くはならなかったのです。

それでも、根気強く、家庭訪問をしながら、母子の心の内側を必死で解ろうとし、励ましていました。

何回も足を運ぶにつれ、父親と姑の問題がはっきりと解ってきました。

そして、その影響で母親が不安定になり、成長期の子どもの心の問題をつくり、やがて思春期の中で矛盾を解決できないまま、その長いトンネルに入っていくのです。

出産とそれに関わる性への理解と子育てへの協力、そして母を愛する情熱の深さ、こういったことが父親の意識の中にあったら彼はひきこもりにはなっていないはずです。

もし、それでもなることがあるとしたら、それは先祖の因縁かもしれないのです。

その因縁を浄化し整えていくことが大切なのです。

居間にある神棚も仏壇も、殺風景で大切にされていないのがすぐに分かりました。

父親は、母親の実家へ行くこともなく、母親の先祖の墓参りにも行っていないようです。

母親にもそういった意識がないのでは、生命の伝達や生きることの意味を自然である体にしみこませるなんてことは無理です。

理解できないことはたくさんあるのです。

目に見えないからとか、科学的根拠がないからとかいってあまりにも知識に頼っている今の社会で足りないものは、智恵を生みだすための心のつくりかた、持ち方を子どもたちに教えていないことだと思うのです。

そして、大人たちもそういったことについて学ぶことがなかったのだと思います。

その智恵の中にこそ、人の心を、子どもの心を解ろうとする大きな力が潜んでいるのです。

人の心も、魂も目には見えないのです。

だから、誠実な意識によって動くこと、それが習慣化されていくことは生活の中で大きな変化をもたらすはずなのです。

それは、ひきこもりの問題以前のことです。

もの心ついてから、幸せそうに過ごす母親の姿を彼は見たことがないのです。

母親の幸せな姿が重要だったのです。

そこへの改善が可能になるなら、どれだけ母子が楽になれるだろうかとただただため息が出てきます。

しかし、私には触れることができないのです。

一教師の仕事ではその手前までしか関われないのです。

それでも、4年間、時間をつくって、手弁当で家庭訪問を続けながら、親子を励ましていました。

小さな私にできる精一杯のことを、私の役割だと信じて・・・。

今日は来られるだろうかと、卒業に向けての追試を受けに来る彼を私はひたすら待ち続けています。

何もしない父親が彼の因縁を、彼の運命を変えられるきっかけになることを祈りながら。

彼らの幸福を願っているのは私だけだったのだろうかと切ない思いで。

彼の卒業は、家族の本当の意味での卒業でもあることに早く気付いて欲しいと私は密かに祈り続けていました。

おこがましい限りであり、そうだと分かっていても、私には気になっていたことでした。
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by ikenosai | 2009-04-07 12:12 | 親の通信簿 | Comments(0)

根拠が曖昧な欧米からの栄養学


 ある登山家の出演しているテレビ番組で、ヒマラヤを登るには相当のカロリーを摂るような食事をしないと体重がどんどん下がっていくといっていました。

痩せたい人は、ヒマラヤでダイエットしてはどうでしょう。

しかし、もともと肥満体質の人は、登山なんてできません。

特別な病気でない限り肥満の原因は自分をコントロールできないところにあります。

栄養学というのは、もともと、寒い地域のカロリー計算が必要な人たちに重要な学問なのです。

日本の本州より南西部の人たちにはあまり必要のない学問のようです。

しかし、食事サービスをするためには、栄養士を雇わなければなりません。

栄養士は、それぞれの栄養素とカロリーの計算をして、1日に必要な食事の献立を作成するのです。

糖尿病などの慢性疾患の患者へは毎日が一発勝負の栄養管理となり、まず、多品目摂取を優先させるために、主食のご飯が減らされてしまいます。

ご飯を食べなければ空腹は満たされにくいものです。

まして、糖尿病に関しては血糖値が下がればお腹が空くのは当たり前です。

即効性を考え、何か甘いものが食べたくなるものです。

もし食べれば血液が汚れ、喉も渇いてきます。

糖分を摂取したために血糖値が上がればインスリンをうちます。

しかし、糖尿病というものがどうして起こるのかという詳しいメカニズムを患者は知らない方が多いのです。

なので、このお茶を飲めば、中華料理を食べてもいいとか、この食べ物が血糖値を下げるなどと、それこそ、メディアを上手く利用した企業の餌食になっているのです。

実は、現代の食事は栄養学以前に、何を食べないかという選択食の方が的確なぐらい、色々なものを食べすぎてしまっているのです。

食べることは健康につながりますが、食べ過ぎることは病につながるのです。

そして、一品一品の商品を紹介するときには、食事の総合的な効果などは伝えません。

それはその商品が売れることが何よりも最優先だからなのです。

例えば牛乳にしても、カルシウムやタンパク質が豊富にあって、骨粗鬆症に効果があるなどと協調しています。

確かにその栄養は嘘ではありません。

しかし、人間の体内でどのように分解されて、吸収されるかなんて詳しくは話さないでしょう。

高温殺菌の牛乳のデメリットなど売れない報道につながることは話しません。

しかも、テレビでは紹介はしません。

どうしてなのか?一言で言えば企業様様だからなのです。

大手乳業は大切なスポンサーです。

しかも国をあげて保護しています。

牛乳が悪いわけではありませんが、牛乳神話の影響を受けていては、カルシウムは牛乳からしか摂れないという感覚を頭に植え付けてしまうのです。

そして、欧米の特に寒い地域の人々は、先ほどのヒマラヤ登山隊と同じような環境なのです。

カロリーを考え、栄養素を考えて摂らないと命に関わるのです。

私たちのように、日本に住む人々はせいぜい真冬の寒さ対策に少し栄養学を応用する程度で、後は旬のものと2000年の伝統に基づくご飯を食べることなのです。

明治・大正生まれのお爺さんお婆さんを見てください。

健康です。

若いときから、沢山牛乳を飲んだり、沢山肉を食べたりしていましたか?

おそらくよく食べて、お酒も飲み過ぎていた人はとっくに天国へ行っているはずです。

その天国に行った人とどこが違うかというと、食べ物の貧しかった時代を乗り越え、習慣的な粗食で今も元気なのです。

理想的な人生ではないでしょうか。

今の若者が欧米化した食生活を続けていたら、2000年の歴史を持つそれぞれの遺伝子が怒り始めるはずです。

データにないものばかり食べ過ぎるなという収支報告を病気というかたちで表現するようになるのです。
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by ikenosai | 2009-04-04 08:27 | 食養生 | Comments(0)