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いけのさい~子育てと教育の一隅を照らす


「ありがとう!」で終わる人生を目指して、日々のことを振り返り、そして、これからのことを考える。
by ikenosai
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心の根っこは育っていますか?

 今、子育てをしている親の世代は心の根っこの育ちにくい子育てを受けてしまっている可能性が非常に高いと思われます。

その背景には、便利が優先された大人の都合で子育てがおこなわれたことがあげられます。

以前、「育て直し」をテーマにしましたが、この親子二代にわたっておこなわれてきた世代間連鎖が実は今の社会に大きなひずみをあたえているようです。

根っこの育たぬ子育ての原因のひとつには、抱き癖がつくから抱っこしないとか、少々泣いても夜は寝かせて昼間だけ授乳をしたりして、大人の都合で子育てをし、育児書どおりに見ていればそれで良い。

あたかもそれが絶対であるかのような子育てをしてしまったところに子どもの根っこが育たぬ原因があるようです。

専門家の方たちの話によりますと、子育てで大切なのは、乳児のときに欲求を満たしてあげることだそうです。

それが大人への信頼につながるのだそうです。

それはなぜか?赤ちゃんは100パーセント援助が必要だからです。

自分の力では何もできません。

だから、援助の必要なときは泣いてうったえるのです。

泣くということは、あきらめないで忍耐強く要求をしているということなのです。

抱き癖がつくからという理由で抱かないでいると、しだいに赤ちゃんはあきらめてしまい、やがて泣かなくなります。

何日かかるかは個人差があります。

そこであきらめないで泣いている子は本質的には根気があり、あきらめない子であるといえるのです。

空腹を満たそうと必死だから泣くのであり、それは生きようとする力につながっているのです。

しかし、一方で泣くのをやめ、あきらめてしまった子はその後、無気力になり、大人への信頼感や自分を信じる力を大きく弱めていくようです。

ものわかりが良い、育てやすいなんて思っていたら根っこのないまま思春期を迎え、やがて大人になっていくのです。

最近、子育てをしている親御さんにも気になるところが多くあります。

子育てに対する根気や情熱がアンバランスなことです。

一貫性のない感情的な関わり、子どもの前でキレてしまったり、強く怒鳴ったり、叩いたりする関わりは、子どもを不安にしていきます。

その根っこをつくる時期を不安定に過ごしてしまったら、心身を支える根っこが育たないのです。

子どもは3回生まれてきます。

最初は母親の胎内に、次は出産のとき、そして、その次は人格が備わるときです。

僕が・・・、私が・・・と自分を主張するようになったときです。

そのときが、天使から人間に変わるときです。

見ているだけで可愛かった子どもが急に生意気に感じるようになるときです。

それまでに、子どもへの愛情を育んでいないと子どもを受け入れられる(親としての)意識は小さいままなのです。

天使のときはまだ自分の力で自分のことができないときです。

そのときにどう親が関わったかがその後の信頼関係の基礎となるのです。

自我がではじめたときから、正しいことを習慣化できるよう育てていくことが根っこをさらに太くし、成長を支えることになるのです。

途中から学校に行けない、外へ出て行けない、人と関わりたくないなんて言いはじめたら、まずそのことを念頭において色々なことを思い出していくことも改善へのカギとなるでしょう。

そして、気づいた時点から「育て直し」の発想で関わっていくことです。

もし、原因がそれだけではないようなら、学校や友だちとの関係で何があったかをじっくり聴いてあげることも必要です。

もしかしたら、ひどいいじめに遭っている場合もあります。

しかし、この問題も親子の信頼関係と生きるための強い根っこが育っていないと改善には時間がかかるようです。

学校や友だちとの問題は、しっかり学校側とも話し合い、それでもだめなら「孟母三遷」です。

厳しいいい方ですが、最近は中学校の一部でも改善への意識や意欲が薄い先生がいたり、大勢の生徒をまとめる力不足の先生も存在しています。

また、地域によってはそれぞれの生徒の家庭環境が著しくひどいことも重なったりして全体が不安定になっている状況もあり、一筋縄ではいかないこともあるようです。

結果を悔いて誰かの責任にしても解決にはつながりません。

いくら、責任をとってくれてもこれまでの不幸は消せません。

大切なのはこれからなのです。

その中で環境を変えたり、意識を変えていくことは改善へのきっかけになっていくことでしょう。

by ikenosai | 2008-12-13 00:57 | 親の通信簿 | Comments(0)
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