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クリスマスイブも残業で家に帰ったのは23時前。
やはり、今日も忙しかった。
小2の息子は、サンタさんが来るから早く寝ると言って寝てしまった。
寝る前に、パパはサンタさんに会うかもね!
なんて真面目に話していたらしい。
今日は悲しい日になってしまった。
義理の祖母が深夜に天に召された。
こんなつたない私をも、まるごと受け入れて下さり、ハンサムな青年と言って可愛がっていただいた。
ひな祭りでご馳走を振舞ったときも、私の料理に感激され、永平寺の銀杏の木で作ったまな板を送ってくださったりもした。
夫が戦死し、第二の人生をニッカウイスキーの創立者である竹鶴政孝氏と過ごした上品な人だった。
欲がなく、本当に素敵なおばあ様だった。
96年の人生を戦争に翻弄されながら、シベリア抑留から逃れ、長岡輝子さんと一緒に帰国してきたことも生前に伺った。
大正に生まれ、昭和、平成と生き抜いたたくましい人だった。
帰り道、電車は空いていた。
クリスマスイブ、しかも天皇誕生日の振替休日だった。
立川に戻って大きなクリスマスツリーやイルミネーションがキラキラと輝いていた。
空を見上げ、私は祈った。
すべての人にイエスキリストの御心が届きますように・・・と。
すれ違うカップル、ひとりぼっちの男性、女性、駅周辺に点在するホームレス・・・。
みんなが楽しそうで輝いていた。
大きなツリーに感謝し、12月の慌ただしい日々を振り返った。
そして、乗り越えてきた一日一日に感謝した。
神様、ありがとう・・・。そうつぶやいて、笑顔になった。
by ikenosai
| 2012-12-24 23:54
| 現世に乾杯!
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