コンカツ、コンカツと巷では、結婚しなければ、いい人を探さなければ・・・、と30才を過ぎた人たちが何だか急がされているように感じることがある。
しかし、人生最大のイベントのような捉え方をさせ、それに群がる無責任なビジネスも多いと私は思う。
コンカツ詐欺女なんて言われる事件も起きていて、いったい結婚とは何なのだろうと考えさせられる。
私にとっての結婚は、自分自身を成長させるための最大の出来事だった。
それまでの恋愛で結婚までを深く願望したことはなかった。
なので、恋愛は人生の通過点のように過ぎ去っていった。
しかし、ある時期に来て、この人と一緒にいると、絶対に自分は成長し、幸せになれると感じてからは命がけでその人の心を掴もうと必死で追いかけていた。
つまり、100パーセント、この人と結婚したいと強く願わなければ、結婚を現実に近づけることは難しいということである。
結婚できたらいいな・・・と待っているようではダメなのである。
まず、結婚したいと強く思うこと。
そして、ひたすらそれを実現するために行動をおこすことである。
そして、パートナーを死ぬまで愛し続ける覚悟がないと幸せは続かない。
途中には、子育てもあり、もっと、もっと成長をさせてくれる。
パートナーによって、子どもによって人は成長していくのである。
ジョージ秋山さんの『浮浪雲』の中で、主人公の浮浪雲が何も行動をおこせぬ年ごろの息子に“富士山に登ろうと心に決めた人だけが富士山に登ったんです。散歩のついでに登った人はひとりもいませんよ。”と話しかける場面がある。
何事も本気で覚悟しておかないと、やがて大きなツケがやってくる。
今では、平気で離婚する夫婦がいる。
あのときの誓いは何だったのか、チャペルで誓った人なら、どんなときも愛し続けると誓ったはずである。
男も女も覚悟して結婚し、互いを愛し続けるべきである。
それが子育てにどれだけ大切か、私はたくさんの生徒たちから教わった。
だから私は自分にできる精一杯のことをこれからもずっと家族にしていきたいと思う。
何がおこるか分からないことを覚悟しながら・・・。